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肝臓茸のレバニラ炒め

肝臓茸のレバニラ炒め|キノコの断面とざっくりレシピ

こんにちは、たどる会のてくてくです。

<喋る?キノコ 肝臓茸>で観察していた肝臓茸のその後、です。

料理上手でも素敵なビジュアルでもないのですが、お付き合い下さると嬉しいです。

肝臓茸の形

和名<肝臓茸>、フランスでは<牛の舌>

あまり美味しそうなキノコの名前ではありませんねぇ。

これは牛の舌っぽい形。

こっちは肝臓型。

特に幼菌は鮮紅色で、キノコとは思えない色をしています。

欧米では広く食用で、加熱料理以外に、生でサラダとして食べるそうです。

この個体が老菌になったので、地権者の許可を頂き収穫しました。

こんな大きさ。

幼菌の頃の鮮やかな紅色は何処へやら、すっかり黒ずんでいます。

見た目よりも重く、しっかりと詰まった固いキノコ。

裏側はこんな感じ。

スポンジの様な網目に見えますが、管状になっているらしい。

細かすぎて見えないけれど。

断面は霜降り肉の様なサシが入っています。

生食出来るので、スライスしてかじってみましたが、コリコリとした歯ごたえと酸味。

本当は切ると赤い汁が出るそうだが、ここまで老菌だとそこまででもなく、手が赤茶色になっただけ。

表面の色が付いた様で、洗うと水が薄い紅茶色に。

酸味も本当はもっと強いのかも。

管孔部が少しゴワゴワする方が気になる。

鳥のレバーと合わせて一口大にカット。

前置きが長いが、ようやく料理?に入ろう。

チャレンジ レバニラ炒め

とりあえず鳥の肝も一口大にになる様に切って下茹で。

ニンニク、ニラ、モヤシは根っこを取っています。

あとはフライパンで炒めるだけ!わざわざ書く程の料理でもないか。

いや、頑張ろう。

地味な絵面です。

オリーブオイルにニンニクを入れ、香りが出てきたら茹でた肝を投入。

軽く塩胡椒で下味を付ける。

キノコを入れて火が通ってきたら、モヤシを入れ塩胡椒。

ニラを入れて、好みでオイスターソースを絡めたら出来上がり。

素人料理なので突っ込みどころ満載ですが、これをアップする勇気?は買って下さいね。

炒めている時に魚肉ソーセージみたいな色をしていた肝臓茸ですが、火が通ると肝とよく似た感じに。

キノコは人によって生食すると当たる時があるので、用心してみました。

ざっくりレシピ

・肝臓茸     約100g

・鳥の肝     330g

・ニンニク    3カケ

・モヤシ     一袋

・ニラ      一束

・オリーブオイル 大さじ2

・塩       小さじ1弱(合わせて3gくらい)

・胡椒      適量

・オイスターソース 大さじ2(好みで)

パッと見、肝臓茸と肝がよく似ているので、キノコのコリプリッとした食感が「うわ、騙された」って感じです。

キクラゲに似た食感と言う方が伝わりやすいのかもしれませんが(よりホコリタケの幼菌が近い?)。

老菌のせいか、酸味はあまり気になりませんでした。

生食の時の鼻に抜ける爽やかな森の香り(人によっては木、土臭い?)も抑えられ、旨味が強いのでむしろ美味しいキノコです。

機会があれば、バターソテーもいけるかも。

キノコ争奪の楽しい一皿でした。

・お願い  毒キノコには充分気を付けて、判断のつかない物は口にしないで下さい。

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山背の消えゆく記憶をたどる会

京都府南部、山城地方を歩いています。ものすごい速さで失われていく沢山のものごと。一枚の写真、ほんの一文でも、いつか誰かの役に立ちます様に。

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